歯が痛い
先生、私、昔むし歯の治療をしたときの怖さがトラウマで、診察台に乗っただけでも緊張します。「麻酔するから痛くない」と言われても、「麻酔の注射が痛いじゃん!」と思っちゃうんです。麻酔の注射も、痛くないようにしてくれます?
ふふ、麻酔にもコツがあるんです。
まず「表面麻酔」という表面を麻痺させるものを塗って、あとは痛くない麻酔の打ち方のコツ・・・唇や頬っぺを引っ張りながらすっと入れるんです。
どうして引っ張りながらなんですか?
「引っ張りますよ~」というと人間の脳は、引っ張られている方に意識がいって麻酔の注射が入っても痛く感じないんです。
ちょっと引っ張るだけですよと引っ張られていることに集中しているので痛くない、「え?今打ったの?先生上手ですね」ということをたまに言われます。
それと、小さいお子さんがいるパパママは自分の治療中に保育士さんに子どもを預けられる仕組みもあります。
予約の時に「子どもを見ててほしいんですけど」ってネットで予約した方も電話(048-762-7273)で伝えてくださいね(月曜は保育士不在です)。詳しくはこちら
むし歯とは?
むし歯は、砂糖を餌にするミュータンス菌が出す「酸」で歯が溶かされ、穴が開いてしまう感染症です。
最初は痛みがないため自分では気づきにくいことが特徴です。
むし歯治療の種類とその流れ
学校の歯科検診でもらってくる紙に書いてある、または治療中に診察台の枕もとで言われる単語が分からない、そんなことありませんか?
ここでは、むし歯の種類についてお知らせします。
ちなみに、Cは「caries(カリエス)」、むし歯の意です。
ごく初期のむし歯:CO
白っぽく濁っているように見えるのが脱灰(だっかい)という状態です。
再石灰化(とけかかった歯を強化する)を促すために、フッ素を塗ったり、正しい歯みがきをしてもらい、経過観察します。
先生コメント
歯の表面のエナメル質で起こっている変化なので、予防や処置次第で、悪化を食い止めることが可能な段階です。
小さなむし歯:C1
むし歯部分を削り、レジンという樹脂で穴を塞ぎます。
1回の治療で済むケースがほとんどです。
中程度のむし歯:C2
多少しみることもあります。
少し深く削ったり、歯と歯の間のむし歯を削るため、型を取り金属や樹脂のつめものを作ります。
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最低2回の通院が必要です。
大きなむし歯や深いむし歯:C3
むし歯が神経に達し、しみたり痛んだりします。
削って型を取り、歯に丸ごとかぶせる「かぶせ物」を作ります。
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治療には数回通う必要があります。
むし歯が神経(歯髄)に達すると、激痛を起こします。
すでに神経が死んでしまっていて、噛むと痛かったり、歯の周りの歯ぐきが腫れて膿を持つこともあります。
この場合も、死んでしまった神経のお掃除して土台を作り型取りしてから、「被せ物」を作ります。
当院院長は口腔外科認定医です、詳しくは下記ページご覧ください。
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※歯の根の再治療については下記ページをご覧ください。
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歯が崩壊しているむし歯:C4
むし歯以外にも歯が痛いことがあります
歯が痛いからと言ってむし歯だとは限りません。
下記の原因も考えられます。
- 知覚過敏
- 歯が欠けている
- 炎症(腫れている)
- 親知らずが出てこようとしている
- あごの筋肉痛
- 口腔がん
- 口内炎
痛いことは辛いことです。
我慢せずに、まずはオアシス歯科でお痛みを取り、治療を進めましょう。
先生ワンポイントアドバイス
詰め物の中でむし歯になって、再治療することがあります。二次的むし歯(カリエス)といいます。
それぞれの選択肢の特徴を説明します。
患者さんの機会損失が無いように、説明不足はおこしません。
①メタルインレー(従来の銀色詰め物)
②ゴールドインレー
③セラミックインレー