先生助けて!入れ歯駆け込み寺~目立たない入れ歯専門外来

入れ歯を入れている人はみんな、入れ歯と悟られるのが嫌だといいますよね。

銀のバネもありますし、ノンクラスプ(ピンクのバネ)の入れ歯もあります。
入れ歯の説明するとき、目立たないやつもお見せします。
鏡で見ながら、ここに金属が付くのでそれが目立たないやつがいいですか?どっちがいいですか?で、費用は?何年くらい持つか?などの話をします。

入れ歯は種類も多いし、値段もピンキリだし、選ぶ側は心配しかないですよね。

歯科医師サイドにどれだけの『引き出し』があるかで対応が変わってきます。
あきらめないで相談してみて下さい、とことん付き合いますよ!
保険も自費もどちらも対応できますので、ざっくばらんにご相談ください。

入れ歯でお困りの方へ

失った歯を補う治療の一つに入れ歯による治療方法があります。
しかし、下記のような声をよく伺います。

「入れ歯が痛くて使えない」
「食事中に外れる」
「食べ物が入れ歯の下に入る」
「発音がしにくい」(サ行、タ行、ナ行)
「舌にあたってしまい気になる」
「唇のシワやほうれい線が気になる」
「割れた」
「違和感がある」

入れ歯に関連する訴えは様々あり、患者さんの置かれている状況によって原因が異なるため、スムーズに問題が解決出来ないことがあります。
入れ歯の治療を教科書通り進めようとするあまり、実際は、患者さんにとって最善の方針でないことも目にすることがあります。

まずは今の入れ歯を使えるようにしたあとで、新しく作り替えることを提案します。
そのためにクラスプと呼ばれるバネがかかる歯(鉤歯:こうし)の治療を優先して行うこともあります。

また、歯の噛み合わせの高さ(咬合平面:こうごうへいめん)が凸凹している場合、平坦にする必要が出てくることがあり、その時は治療期間を多少いただくことになります。
安定した入れ歯を長いことを使うためには、残っている歯の治療を優先する必要があります。
いずれの場合も、治療期間と費用を先にお話しした後で治療開始するのでご安心下さい。

オアシス歯科の入れ歯の特徴

  • 一番困っていることは何なのか?をしっかり問診し、まずはそこを解決します。
  • 訴えが解決するまで、とことん向き合います。解決せずに『様子を見ましょう』は、ダメ!

目立たない入れ歯もあります

残っている歯に「クラスプ」と呼ばれる金属製のバネをかけて、噛み合わせを回復します。
しかし、デメリットとして、クラスプが目立ってしまい、気になるという点が挙げられます。さらには「目立ってしまい、見た目が恥ずかしい」などの声を聞くこともあります。

そこで登場したのが、ノンクラスプデンチャーです。

目立ちにくく、噛みやすい入れ歯です。
ノンクラスプデンチャーと呼ばれており、クラスプが歯肉の色と似たピンク色をしているため、会話・食事の際に目立ちにくくなります。

ノンクラスプデンチャーのメリット

  • 他人から見える位置に金属のバネを配置しないため、目立つ心配がありません
  • 裏側を金属製にすることが出来るため、装着感・使用感が向上します
  • 保険内の入れ歯と比較して、柔軟性がある材質のため装着感が良いとされています

ノンクラスプデンチャーのデメリット

  • 入れ歯のため、調整と修理が必要になることがあります
  • クラスプ部分に柔軟性があるため、維持力が弱まり、外れやすくなることがあります
  • お口の中の残存歯の状態によっては、適応外のことがあります

入れ歯治療の流れ

1. 現状の診査

検査(問診/レントゲン/型取り/歯周ポケット・歯が揺れているなどの検査)

2. 治療・抜歯

残っている歯や根の治療、抜歯を行います。

3. 型取り

4. 入れ歯の試着:歯の大きさや色、歯並びを確認

5. 本番入れ歯のセット

6. 調整/メンテナンス

入れ歯の種類

通称画像名称素材メリットデメリット
部分入れ歯
(部分床義歯)
目立たない部分入れ歯ノンクラスプデンチャー・バネが目立ちにくい
・軽くて柔らかいためフィット感良い
・弾力性があり、歯への負担が少ない
・金属アレルギーに心配がない
・素材の特性上、金属床より強度が低い
部分入れ歯
(部分床義歯)
目立たない部分入れ歯(金属部分あり)ノンクラスプデンチャー
(コンビネーション)
・バネが目立ちにくい
・裏側を薄い金属で仕上げているため温度を感じられ、装着感が良い
・弾力性があり、歯への負担が少ない
・強度があるため、小さく設計できる
・金属を使用しているため、少し重い
総入れ歯
(全部床義歯)
金属製の総入れ歯金属床義歯
※入れ歯のフレームと裏側の部分を硬い金属で仕上げている
・硬いため、薄く仕上がる
・温度を感じることが出来る
・金属を使用しているため、少し重い

先生ワンポイントアドバイス

その1 入れ歯での食事は、おしとやかに

入れ歯を口腔内に入れると
口の中のスペース(容積)が狭いなと感じます。

そこで、上手に使いこなすコツ

  • 一口量を7〜8割程度に減らす
  • ゆっくりモグモグ
  • 細かくしてから飲み込む

焦らないで!必ず使えるようにしますから!

その2 入れ歯を新しく使い始めるとは

靴屋さんで試着して、鏡の前で足踏みしてみたり、似合うかしら?と見てみたり。気に入って購入。
実際歩いてみたら、カカトが少し擦れて痛い。数日したら馴染んできた。
入れ歯でも同じことが言えます。
調整で必ず使えるようになります!

よくある質問Q&A

Q. だれでも使えますか?

A. 入れ歯が乗っかる部分(顎堤:がくてい)と残っている歯(残存歯:ざんぞんし)と噛み合わせの状態によりますが、入れ歯作製の前に治療を行うことで、ほとんどの方で使うことができます。

Q. どのくらいもちますか?

A. 保険内の入れ歯が、一般的に2~3年と考えられているようです。
自費の入れ歯は、レジン床(ピンク色の部分)の材質が劣化してくるのが、3~5年ほどと考えられています。
その間の不具合・破折(はせつ)などには、修理で対応していきます。
金属床の場合は、お預かり修理を行うことがあります。

Q. 治療期間はどのくらいかかりますか?

A. 残存歯の状態によりますが、入れ歯だけであれば、型取り2回(個人トレーを用いた場合)・噛み合わせ・最終確認・完成・装着後の調整で6~7回かかります。
2~3ヶ月前後を要することとなります。

Q. 入れ歯がすり減るという話を聞いたのですが、本当ですか?

A. はい。使用期間が長くなると入れ歯のかみ合わせがすり減ってしまうことがあります。そうなると、噛み合わせが深くなります。
そのため、残りの歯に負担がかかってしまい、詰め物や被せ物が外れたり、歯が揺れたりすることがあります。
そんな時は、適切にバイトアップ(噛む面を高くする)して対応します。
問題点の本質を見抜き、そこに全力で対応する!