バッチリ調査・計画、納得いくまで説明のインプラント~インプラント専門外来
先生、インプラント、怖いんですけど・・・結構手術ですよね。


外科処置は基本的に好きですね。僕は怖くないですよ。
切った張った、は好きですか?


切った張った、好きです。
インプラントはルール化され、安全なステップが組まれています。
ガイド(下記写真)というものがあって、何ミリの深さにする?、角度をどうする?などを決めることができます。
インプラントに関する論文も書かれたそうですが。



はい、口腔外科の学会誌に掲載されました。
これは、インプラント治療の時、歯を抜いたら歯を支える骨がないので骨の上部を切ってエレベーターみたいに持ち上げて、その間に人工の骨を入れる手術のことです。


サンドウィッチグラフト法・・・ハンバーガーのバンズをボンと上げて、その間にハムとチーズ入れたみたいな手術です。
先生、例えが・・・。(笑)


薄かった骨の厚みが出ましたよ、ということです。
骨を足して、骨ができるのを待って(術後半年〜1年)それからインプラントを入れるんです。
静岡病院にいる時に書いた論文で、経験豊富な先生が手術して、取りまとめて発表したんです。
(手術時は自分が静岡病院に赴任する前で、その後の経過観察から関わりました。)

「どういうところに気を付けた方がいい」とか、「どこの骨を使うのが失敗しづらい」とか、引用文献を集めてまとめました。
このときに、骨を足すとことに関していっぱい勉強しましたので、あごの骨が足りない方も安心してご相談ください。
当院では、インプラントに関する知識・技術を習得し、経験を積んだ歯科医師(日本口腔外科学会認定医)・歯学博士が、一貫して治療を担当します。
インプラント治療は、CTの普及・手術時のサージカルガイドシステムの進化により、多くの歯科医院で行われる治療となりました。
典型的なインプラント症例では、経験値を問わずに安全に処置可能である反面、多くの症例で多様性があり、術前・術中に骨を増やすなどの応用力が必要となります。
当院担当医は、ソケットリフト・サイナスリフト・Guided Bone Regeneration(以下GBR)と言った「骨造成(こつぞうせい)方法」を習得しており、様々な症例を経験してきております。
また、院長が筆頭著者のインプラント関連論文が国内雑誌に掲載されており、学術的な探求にも余念がありません。
遠藤寛則、長谷川和樹、宮本日出雄. 歯槽骨萎縮症例に対しサンドイッチグラフト法により下顎臼歯部の骨造成を行った1例 日本口腔外科学会雑誌. 2014.05; 60(5); 277-281
※当院では、ストローマン社のインプラントを使っております。
オアシス歯科のインプラント 4つの特徴
1. 正確な診断
抜歯前に治療相談を行い、ブリッジ・入れ歯・インプラント治療について説明・相談します。(歯が抜けた後の治療法は、インプラントだけではありません)
インプラント治療を希望した場合は、抜歯前にCT検査を行い、事前に大まかな治療方針を立案します。
骨を増やす(骨造成:こつぞうせい)の必要があるのか?抜歯と同時にインプラント埋入(まいにゅう)が可能なのか?様々な事を想定し、相談していきます。
2. サージカルガイド使用による安全な手術
必要に応じて、手術時にサージカルガイド(マウスピース型)を使用します。
サージカルガイドは、インプラントの位置、角度、深さなどを計画通りに実行するためのもので、多くの歯科医師が、安全にインプラント治療を行うことが出来るようになってきています。
その反面、外科処置は不測の事態が起こることもあり、そのレスキュー対応が出来るかどうかが、歯科医師の技量にかかっているのも事実です。
そこで当院ではサージカルガイドを併用しながら、経験豊富な歯科医師が、安全な手術を行うことを目指しています。
3. 幅広い症例への対応
インプラントは、何らかの理由で抜歯となり、欠損(けっそん:歯を失っていること)してしまっている部位を補うための治療方法の一つです。
『絶対にインプラントじゃないとダメ』なんてことは無くて、複数の治療方法のメリット・デメリットを聞いて納得してから、決めるべきであると考えています。
インプラントは、それを支えるアゴの骨がないと長期的に安定させることが難しく、骨を増やす処置(骨造成:こつぞうせい)が必要となることもあります。
アゴの骨を増やす方法には「GBR」「サイナスリフト」があり、上顎(じょうがく)の骨を持ち上げる「ソケットリフト」というものもあります。
最近、骨を増やすための材料は、自分の骨(自家骨移植)より人工骨(ハイドロキシアパタイトなど)を用いた症例が増えてきており、患者さんが低侵襲な処置を選択するようになってきた表れだと考えています。
当院では、患者さんのご希望に答えられるように、骨造成・抜歯即時埋入などの様々な治療オプションをご提示します。
先生ポイント

サイナスリフト(上顎洞に骨を入れる手術)は粘膜が腫れている場合、耳鼻科に対診(たいしん:専門外のことを専門家に聞いて確証を得ておくこと)をかけるために、当院から手紙を書くこともします。
4. メインテナンスの徹底
インプラントを長期的に安定させるには、手術が上手く行くのはもちろんですが、その後のメインテナンスが重要となってきます。
天然歯とインプラントでは、大きく3つの違いがあります。
- 歯根膜(しこんまく:歯と歯を支える骨の間にある薄い膜、クッションの役割をしている)組織が無い
- 歯肉の周囲結合組織線維の走行が、インプラント体と平行に走行している
- 周囲上皮の炎症への抵抗性が低い(腫れやすい)
以上のことから、天然歯よりもさらなるプラークコントロールの質の高さが必要となってきます。
当院では、わずかな変化を見逃さないように継続的なメインテナンスを徹底していきます。
インプラント治療の流れ
1. 画像診断により治療方針立案

2. 治療方法、治療期間、費用を説明し、インフォームドコンセント取得

3. サージカルガイドを使用した手術

4. 待機期間を経て、仮歯装着

5. 仮歯で問題ないことを確認後、最終的な上部構造(じょうぶこうぞう:かぶせ物のこと)装着

5. 定期的なメインテナンス

先生ポイント~実際にこんなことがありました

その1
開院前は「手術支援」に行っていたことがあります。
後輩のクリニックでインプラント前処置である「サイナスリフト」の第一助手を行いました。
外科の世界では「前立ち」と呼ばれています。
難症例でしたが、無事完了し一安心!
その2
先日行ったインプラント手術は、
「抜歯即時埋入+骨造成」
という、全部のせトッピングのような処置でした。
条件が整えば、こんなことも可能となります。
患者さんは、数ヶ月ショートカットする事が出来るので、メリットがあります。
インプラント治療は、完了するまでに長期間を要します。
どのステップもズル出来ません。
しかし、いくつかのステップを同時にやるテクニックがあります。
「抜歯即時埋入」
「抜歯即時埋入+骨造成」
「インプラント埋入+同時骨造成」
ぜひ当院でご相談下さい!
インプラント よくある質問Q&A
Q. インプラントってなに?
A. 歯が無くなった部位を補う治療の一つ。歯根の形をしたチタン製のスクリューを顎の骨に埋め入れ、そこにセラミック製・金属製の被せ物を固定して、噛み合わせを回復する治療です。
Q. 治療期間はどのくらい?
A. 典型的な例として、抜歯後2~3ヶ月間、骨が出来るの待ちます。その後インプラント手術を行い、上顎3~4ヶ月、下顎2~3ヶ月経過してインプラントと骨がくっついてから、仮歯を経て最終的な上部構造(セラミック)を装着します。骨造成を併用した場合は、+4~6ヶ月間かかります。
Q. 手術はどのくらいの時間がかかる?痛い?
A. 単純な症例なら、1本埋め入れるのに30分前後、当日~翌日痛み止め内服で対応可能です。骨造成を伴う場合は、+30~60分前後かかります。「下顎の埋まっている親知らずを抜歯するよりは楽だった」とおっしゃる患者さんが多いです。よく説明した上で治療を進めますので、ご安心下さい。