口内炎は歯医者さんで診ます
口内炎って、お医者さんなのか?歯医者さんなのか?どっちに行ったらいいか分からないんです・・・。
ズバリ!歯医者さんでOKです。
「もしガンだと困るので1週間か2週間後に来てください」というと「安心です~」って帰って行かれます。
1~2週間後に必ず経過を診る歯医者さんは少ないんです。
必要な時に必要なことをお話しすることで、患者さんは安心してくれるんです。
薬を出して終わりじゃないんです、「全身の状態」を把握した上で治療します。
歯医者さんで、全身の状態を診るんですか???
はい。
患者さんが感動してくれるのは、口内炎があって悪性の腫瘍かどうか診るときに、首のリンパ節を触るときです。
具合が悪いとリンパ節に左右差があるんです・・・それやるとみなさん感動するんですよ。
「今までの歯医者で触られたことない」って。
そりゃそうですよ。
専門家なので触りますよと。
女性だとセクハラだと思われると怖いので。(笑)
リンパ節を触る歯医者さん・・・不思議です。
こっちとしては普通のことなんです、触診は。
首を触る目的は、口の中の「炎症の強度」を見るためなんです。
口腔外科の先生は、口の中だけでなく首周辺も触るんですね、他の先生もそうですよ。
そうなんですね・・・先生の当たり前は、患者さんの当たり前じゃないんです、あたりまえ体操~♪
(笑)そう来ましたか、ふふ。
確かに、言われて初めて気が付くことがあるんですね。
的確な専門機関に紹介するのも、こちらの知識がいるんですよ。
「あそこなら、この手術が出来るな」など言えるのが当院の強みです。
医科の先生への手紙の書き方も、熟知しています。
口の中に悪性の腫瘍のある方は、ここを触るとゴリって感触がします。
もし急患で診なきゃならない人は時間外でも専門機関に電話するので、安心してください。
それと、良性腫瘍の治療例を掲載しました。
このページの下の方にあるので、見てみてくださいね。
症例写真と違っても、お気軽に相談してください。
なんか、うちの旦那も口内炎があるって言っているんです。
参考にさせてもらいます~。
口内炎とは?
「口の中がしみる、痛い」などの症状は、誰しも経験があることだと思います。
実は、「何科を受診すれば良いの?」という疑問をお持ちの方が多く、ほっといたら治った、内科に行ったら「ここじゃないよ」と言われたなど、お困りの方がいらっしゃるということを耳にします。
口内炎とは、口腔内の粘膜に起こる炎症の総称です。
口腔粘膜の上皮(表面)に傷がついてしまい、粘膜下組織に直接刺激が到達するためにしみる、痛いなどの症状が出現するものです。
医学的には、アフタ性、潰瘍性、カタル性、ヘルペス性、カンジダ性など様々な種類があり、知識と経験があれば、ある程度は視診で判断がつきます。
確定診断のために細菌検査、ウイルス検査などが必要な場合があり、専門機関を紹介することもあります。
治療方法は、対症療法で痛みを和らげる治療をしたり、原因が分かれば飲み薬などを用いたりします。
多くの場合が、約2週間程度で自然治癒するので、大げさに考えていない人がほとんどですが、2週間以上治らない、同じ部位で繰り返す口内炎が、実は血液疾患(白血病など)、ウイルス性疾患(ヘルペス、帯状疱疹)、口腔がん、天疱瘡、ベーチェット病だったなど新たな病気が見つかることがあります。
少しでも不安がある場合は、口腔外科を専門としている歯科医院を受診しましょう。
当院での口内炎への対応方法
1. 痛みの部位、持病、内服薬など詳細な問診を行います。
2. 視診、触診にて初診時での診断を下します。
3. 初診時診断に応じた塗り薬、うがい薬などを処方します。
4. 1~2週間後に必ず経過観察を行います。
※ここで別の疾患が疑われる場合、専門機関へ紹介することがあります。
オアシス歯科の口内炎治療はここが違う
- 他の疾患を常に考えながら、診断する
- 必ず経過観察し、2点観測する
- 適切な専門機関へ紹介する
良性腫瘍 当院治療例
その1
1.年齢:47歳
2.主訴:左側に、できものが10年近く前からある。最近、噛んで大きくなってきた。
3.診断:左側頬粘膜線維腫
4.期間:
R5/3/29 左側頬粘膜腫瘤切除 病理組織検査へ提出
R5/4/6 消毒・抜糸
5.料金:¥16,970
6.主なリスク、副作用に関する事項
抜歯後の腫れ、痛み、出血、その他合併症
7.処置部位:左側頬粘膜
その2
1.年齢:43歳
2.主訴:右側の舌のできもの気になる。
3.診断:右側舌線維腫
4.期間
R5/3/25 初診・舌腫瘍切除 病理組織検査
R5/4/1 消毒・抜糸
5.料金:¥14,310
6.主なリスク、副作用に関する事項
抜歯後の腫れ、痛み、出血、その他合併症
8.処置部位:右側舌
9.治療に用いた主な装置
パノラマ撮影
口腔内写真
病理組織検査
質問です!良性腫瘍って何ですか?
腫瘍性病変には、良性腫瘍と悪性腫瘍があります。
良性腫瘍は、ゆっくり進行し、ある程度で増殖が止まります。
周囲組織に浸潤・転移することはありません。
線維種、乳頭腫、脂肪腫、血管腫、神経鞘種などがあります。
良性腫瘍は、切らないといけないのですか?
切除して、病理組織検査を行い、確定診断を行うことをおすすめします。
切除しない場合は、経過観察は必須です。
当院で対応困難な場合には、適切な専門医療機関へご紹介します。
悪性との境目は?
口腔内の悪性腫瘍は、視診触診(見た目、硬さなど)で判断が付きやすいとされています。
ここで知識・経験が必要です。
悪性が疑われる場合には、即日に専門医療機関へご紹介します。
なにはともあれ、ちょっとでも気になったら聞いてください!
オアシス歯科では、口腔外科認定医が「口腔がん検診」も行っています
胃がん検診に胃カメラを飲んだり、肺がんの検診にレントゲンを撮るように、年一回は、『口腔がん検診』を行いましょう。
「どんなことやるのかしら?」
手順は下記の手順で視診・触診します。
①左右の頬粘膜、上下口唇の裏側
②上下歯肉のオモテとウラ
③しっかり前に引っ張り出して舌全体
④「あー」と言ってもらいながらノドの奥
⑤顎の下〜首にかけてリンパ節が腫れていないか触診
詳しい舌の診方についてお話ししている院長のインタビューをご覧ください。
参考:【堀ちえみさん】口腔がんサバイバーが訴える口腔がん検診
よくある質問Q&A
Q. もし口腔がんだったらどうするの?
A. 院長は口腔外科認定医なので、口腔内疾患への治療が十分可能な専門機関への紹介を提案できます。
また、連携の取り方を熟知(※)していますので、ご安心下さい。
具体的な主な連携先は、下記の通りです。
埼玉がんセンター
さいたま赤十字病院
自治医大さいたま医療センター
東京大学病院
東京医科歯科大学など都内病院
(※)その疾患の手術が困難又は不得意な専門機関へ紹介した場合、患者さんはそこからさらに紹介されることがあります。
タイムロスしてしまい、患者さんに不利益となることを考えると、最初の紹介先病院は、非常に重要となります。
そういった意味で担当医が『連携を熟知』していることはメリットとなります。