50代の「2人に1人」が該当?!
「口腔機能低下症」(こうくうきのうていかしょう)ってなんだ?
「口腔機能低下症」ってなんですか?言葉の意味がよく分からないです・・・。


そうですよね・・・確かに専門用語ですよね。
そもそも、「口腔」ってなんですか?


日本だとJALとかANAですかね・・・おっと、それは「航空」でした!
本題に戻りますね。口腔は、ざっくり言うと「口の中」です。
その内訳は、歯、歯肉、舌、口蓋(こうがい:上アゴ)、頬粘膜(きょうねんまく:ほっぺの内側)、口腔底(こうくうてい:ベロの下)、唾液腺(だえきせん:よだれの出る腺)で構成されており、摂食・嚥下(せっしょく・えんげ)、消化、呼吸、発音、会話において、非常に重要な働きをしています。
つまり、生きるために必要ってことです。


口の中のパーツっていっぱいあるんですね。
で、口腔の機能が落ちると、起きてくるんですか?


口腔機能低下が徐々に進み、放置すると、食べて飲み込む機能が低下してしまい、低栄養、サルコペニア(身体機能の低下)、誤嚥性肺炎、認知症、糖尿病、脳血管疾患・パーキンソン病、心疾患(狭心症・心筋梗塞)などの全身疾患へつながるリスクがあると言われています。
本当か?って感じですが、頭の良い人たちが研究して分かってきたことなので、マジなんですよ!
大袈裟じゃなく。
老後なりたくない病気ばかりですね・・・。(汗)
分かりやすい説明、ありがとうございます。


分かってもらえてよかったです。
この後は当院の歯科衛生士、杉浦さんによる「口腔機能低下症チェック!」の時間です。
ちなみに、歯科衛生士は「デンタルハイジニストDental Hygienist」、略してDHっていうんですよ。
DHは、指名打者じゃないですか?


チッチッチ、野球ではそうですけど、歯科業界では違うんです。
「Hygiene (ハイジーン)」は「衛生」、それにist がつくと、やる人になるじゃないですが。
ギタリスト、と同じ感じです。
おお、言葉が分かるとちょっと知的な人になった気がします。(笑)


はい、ジャンジャン知的な人になってください。
ギタリストで思い出しましたが、オアシス歯科にギターが置いてますが、あれは誰の趣味なんですか?


これは僕の趣味です、フェンダーのテレキャスターです。
ここでストラトキャスターを選ばないあたりが、ちょっと他の人と違うカッコ良さなんですよね。
それもフェンダーUSAですからね、コードしか弾けません。(笑)
(笑)先生の仕業だったんですね!
気になっていたことの謎が解けて、スッキリしました!
今度は、その口腔機能低下症とやらの謎を解きたいと思います。


論より証拠、では体験していただきましょう!

はい、ここからは私がご案内しますね~!
目次
- 口腔機能低下症のチェック、受けてみた
- どんな人が検査対象?
- 歯科衛生士による「用語解説」!
- 「口腔機能低下症」の検査、やってみた
- 院長のコメント
- こんな風に発信しています!
- 口腔機能低下症Q&A
- 関連サイト
- 関連動画
1. 口腔機能低下症チェック、受けてみた


コチラの問診票に沿って質問していきます、よろしくお願いします。
コチラこそよろしくお願いします。
(問診表をチェックしながら)確かに、むせることが増えました。


早い人だと、40代から小さな変化が起きてきます。
「錠剤を飲むのに余分な努力が必要」・・・これはあります。
薬を飲むときに心して飲みます。


1つでも3点以上があると「口腔機能低下症」の治療の対象になります。
が~~~ん。


でも保険で治療が出来ます!
3があった人は、こちらから質問して深堀します。
硬いものがおっくうになりましたか?

確かに、柔らかめのパンを選ぶようになってきています。
「食べ物がつっかえる時がある」あります!


分かりました。
次に、ガラガラ声だったり、かすれ声なことはないですか?
「声がガラガラになってきたね~」と娘から指摘されました。(汗)


Aが1個でも入っていると検査対象です。
今2個あるので、検査対象ですね。
2. どんな人が検査対象?
ちなみに、口腔機能低下症の検査の対象は?


当院では「初診の60歳以上の患者さん」や「メンテナンスに通っている60歳以上の患者さん」は、問診表に書いてもらいます。
(問診票を見て)ちゃんと字が大きくて素晴らしいです!



分かりやすいように大きくしました!
基本は60歳以上の方が対象ですが、すでに通院していて、メンテナンス/治療中にむせやすい方、ご希望があれば50代の方もやっています。
ここに通ってくる方は健康に問題ない方も多いですが、合計が3点以上だと詳しく聞くようにしています。
「もしよかったら問診表の記入はいかがですか?」「メンテナンスのときに一緒にトレーニングどうですか?」お勧めしています。

メンテナンスのついでに出来るんだったら、ラクでいいですね!

3. 歯科衛生士による「用語解説」!

オーラルフレイル

日本語でいうと「お口の衰え」です。
オーラルは「口腔」、フレイルが「衰え」です。
問診後に検査をして、お口の機能低下が確認された状態です。
☑お口が乾きやすい
☑噛む力が弱い
☑ベロの動きがスムーズにいかない
そのような症状が組み合わさると、栄養を摂ることが難しくなってきます。
病気ではないけど、口の機能が少しずつ衰えていくサインです。
食べこぼし、食べにくい、むせる、滑舌が悪い、などです。
「年だから」と言われがちなんですが、放置しておくと「口腔機能低下症」に進行するリスクがあるんです。
病気なんですか?


病気ではないですね、機能が衰えた状態、です。
リハビリするんですか?


そうですね、トレーニングをして治していく、改善していく、ということです。

出典:https://www.gcdental.co.jp/product/oralfunction/
フレイル

フレイルは全身の衰え、虚弱を指します。
サルコペニア

「全身の筋肉や量が著しく減ること」です。
そうすると、歩く速度が遅くなったり、転びやすくなったり、立ち上がるのが大変など、日常の基本的な動作が難しくなります。
「健康な状態」と「介護」の中間の時期で、下記のようになります。
やせてきた、疲れやすくなった、歩くのが遅くなった
↓
外に出る機会が少なくなった/億劫になる
↓
心と体の働きが弱くなる
「フレイル」と「サルコペニア」の最大の原因は「口」にあるといわれています。
え~~!口なんですか?!(汗)


なかなか気づきにくいところなので、早めに気付くことが一番大事です。

4.「口腔機能低下症」の検査、やってみた
こういうことになかなか気づかない・・・しかも、歯医者さんで検査や治療をするんですね、歯のことではないのに。


はい、歯以外のお口の事も歯医者さんで診るんですよ。
当院では主に「3つの検査」をしています。
1つ目は「舌苔の検査」と・・・。
「ぜったい」って何ですか?絶体絶命?!


(笑)違います。
舌(した:ベロ)についている、白い苔(こけ)のようなものです。
2つ目は「噛む力の検査」。
3つ目は「パタカラを5秒間に何回言えるか?」正式名称は「オーラル・ディアドコキネシス」。
・・・恐竜の名前みたいですね。(笑)


通常、舌苔はお口の清潔度を測るために診るのですが、口腔機能低下症の場合は「ベロの動き」「唾液の出具合」「飲み込む力が落ちていないか?」を診るために検査します。
高齢になって飲み込む力が落ちると、むせたり誤嚥して、誤嚥性肺炎のリスクが上がると聞いた事があります。
近くに県営住宅もあるし、オアシスさんで「新しい検査をしているよ!」ということに気付いてほしいですね!


はい、1人でも多くの方に知っていただきたいです!
では、さっそく検査をしてみましょう!


(検査してます)真ん中がちょっと舌苔が多くて、白いですね。
前々から「ベロの真ん中が白いな」と思って気になっているんです・・・娘のベロはキレイなのに。



専用の「ベロ磨き」もあります。
白い舌苔で、ぶ厚く覆われていることもあります。
あとは、においで気づくこともありますね。
お口が乾燥すると、落としにくくなっていることもあります。
あとは「唾液が出やすいようなトレーニング方法」をお知らせします。
実際に教えてもらえるんですか?


そうですね。
検査が終わってから最後にお伝えしています。
マッサージもあります。
次に、噛む力が衰えていないか「咬合圧検査(こうごうあつけんさ)」を行います。
噛む力が弱くなると、食事の時間が長くなる、柔らかいものを選ぶようになる、栄養が偏って低栄養になります。
肉を避けたり、フランスパンが面倒臭くなってきました・・・チョイスするものが柔らかいものになってきていますね、確かに。




では、こちらの機械で測るので、お口に中に入れたらギューと噛んでください。


「690」あります、「400」あれば正常です。
問題ありません、噛む力はありますね。
これとは関係ないですが、あまり強いと、かぶせ物のチョイスに気を付けないといけません。


最後は「オーラル・ディアドコキネシス」の検査ですね。

あ、恐竜のみたいな名前のやつですね!(笑)


「パ」「タ」「カ」を1秒当たり6回言えれば、正常です。
1秒に6回?!結構大変ですね。(汗)


「パ」「タ」「カ」、すべて意味があって
「パ」は唇の周り動き、「タ」はベロの前の方、「カ」はベロの奥、を測るんです。
アプリがあるんですが、大きな声で正確に言わないと反映されないです。


では、パで行きます。
パパパパパ・・・


ハイ終わりました。

最初の1~2秒はいいんですけど、だんだんしんどくなってくる・・・。
ペースが落ちているのが、自分でも分かります。


26回なので、25回でクリアなのでギリギリですね。
次「タ」に行きます。
タタタタタ・・・。(途中でもつれてくる)


24回ですね、意外と疲れるんです。次は「カ」です。
カカカカ・・・・。(途中でもつれてくる)


少ないですね。
同じペースで言えない・・・。



あともう一声ですが「トレーニング」をすると改善されてくると思います。
患者さんに分かりやすいように、トレーニング方法をまとめたものをお渡ししています。
今回の検査は、舌苔の付着状態と噛む力も問題ない、あとはパパパが引っかかった、というところですね。
あとは、トレーニング方法の紙を渡して、お家でトレーニングをしてもらうようになります。
来てもらう間隔は、1~3か月です。
効果が出たか、改善したかを、もう1回測ります。
半年はやっていただいて、先生に評価していただきます。
評価をするのは、先生なんですね。


はい、半年間経ったら「先生の評価」です。
保険での範囲での検査なので、安心してください。
舌苔を取る「舌ブラシ」も取り方にコツがあり、縦にスーッと取ります。


唇の動きは「あいうべ体操」で、ただ動かすだけではなくて、口を大きく使うと効果が出ます。
パタカラ体操も、ただ発音するだけでなくて大きく「パッ!」(破裂音みたいに)にはじくように。
あいうべ体操

派手にパッ!とですね。


タも、ベロの後ろに押し付けるように。
英語の「L」と「R」の発音みたいですね。トレーニングいくうちに英語の発音がよくなったりして。


あとは唾液の出が悪いと、お口の中が乾燥したり、汚れが溜まりやすかったりするので「唾液腺マッサージ」が結構必要になりますね。
どれがおすすめの唾液腺マッサージですか?



耳の所にあるので、ココを後ろから前にクルクルとマッサージします。
あとは、下アゴの内側をキュッキュとつまむと顎下腺(がっかせん)が刺激されます。
唾液が出るところに、いろいろな腺があると聞きました。


顎下腺(がっかせん)、舌下腺(ぜっかせん)、耳下腺(じかせん)と、いろいろな腺があります。
押すと唾液が出やすくなります、あとレモンとかを想像するだけでも出ます。
マッサージは手軽なので、思い出したときや、テレビを見ながらやるといいかと。

(資料をみる)うがいもいいんですか?


乾燥を防ぐだけでなく、ノドの筋肉も鍛えられるので「ガラガラうがい」は、いいです。
「ブクブクうがい」は、お口の周りの筋肉(下記画像参照)も鍛えられます。

おお、それは一石二鳥。


患者さんには「ココをやってください」と1個か2個、お勧めしています。
気付いたとき、テレビ見ているとき、お風呂入っているときにやってもらうようにしています。
お風呂いいですね!
でも、お風呂で急に「パパパパ」と言い始めるとびっくりするから、家族には一言いっておいたほうがいいですね。(笑)


ただやるだけじゃなくて、しっかり動かすことでトレーニングになります。
お口の機能を整えるだけでは改善につながりにくいので、栄養バランスを診ることも必要になります。
当院には、食事の管理のスペシャリストである「管理栄養士」がいます。
「歯科衛生士」「管理栄養士」が連携していきます!
それは「オアシス歯科ならでは」ですね!


どんな食事をしているのか?などを聞くのに、歯科衛生士から管理栄養士にバトンタッチします。
結構やっている方が多いですか?


食事は踏み込んでやっている患者さん、結構いらっしゃいますね。
歯医者さんで食事の相談ができるなんて!


石川さんと金城さん、このお二人が食事のスペシャリストです!
それって、費用は?


保険で出来ます!
管理栄養士の食事相談も、保険に組み込んでやっています。
無料の栄養相談もありますし、自費でより専門的に指導することも可能です。
食べることは生きる事、ですよね。
食は「人を良くする」と書きますしね。


はい、食事は生活の質を左右する大事なことです。
「口腔機能低下症」の子供バージョンがあると聞きました。
歯並びにも関係してくるとか。


子どもの場合は、「口腔機能発達不全症」と名前が変わり、検査方法も変わってきます。
お口ポカン(口呼吸)は口の周りの筋肉が弱い、あとはベロの筋肉の問題で起きてきます。
ベロの動きは大人も子供も大事なので、トレーニングして強くしていきます。
「リップル君」という口の周りの筋肉の測定器を使います。
院長がブログでも発信しています。
基本的にはベロの使い方を習得して・・。
・・・ここは歯医者ですよね??
「なんで歯医者でベロのことまで診るんですか?」と言われません?


言われます。
子どもの滑舌は、ベロの筋肉の問題や、舌小帯短縮症が潜んでいることもあり、その場合は早い段階のほうが改善しやすかったりします。
舌足らずで、いつまでも赤ちゃんみたいな喋り方をしているとか。


会話もベロを使うので、ベロの機能は大事になってきます。
ベロが動かせてないとアゴの発達にも関わるし、あと肉を嫌がる、硬い食べ物を嫌がる、などいろいろなサインがあるんですよ。
オアシスでは、子どもの口腔機能低下症である「口腔機能発達不全症」の診査診断もウエルカムです!
「口腔機能発達不全症」の場合、1年通して1か月ごとに来てもらってトレーニングしていきます。
結構やっている子、多いです?


結構多いですね。
口呼吸が習慣になっている子が結構多いですし、歯並び、指しゃぶり、唇をかむなどの口の癖などで気になっている方は気軽に相談してほしいです。
お口ポカン(口呼吸)は、コロナ禍でマスクをしてたこともあると思うんです。

確かにそうかもしれませんね!
話を大人に戻します、「口腔機能低下症」で来ている患者さんは?


すでに通っている方、初診の方、メンテナンスのときに一緒にやる方が多いですね。
気が付いて「あれ?」って思ってほしいし、どこででもやっていないですしね。(汗)


ちゃんとやる方は、効果が上がっています。
どんなメリットがあります?


しっかり噛むようになる。
唾液が出やすくなります。
飲み込む力が強くなる、誤嚥性肺炎の予防を早い段階でスタートする、ということです。
まだ若いぜ、と思っている方も多いかもですが、50~60代の方は自分の親御さんが誤嚥性肺炎になっている方もいると思います。
やらないとゆくゆくは命に関わるよ、ということですね。
自分が口腔機能低下症と分かったら、ショック受けますよね?


大丈夫です!
モチベーションを高く保つために、ポジティブな声掛けをしています!
ほめて伸ばす?


その方その方にあったやり方でトレーニングするので、安心してください。
知られていないので、まずは知ってもらう、ですね。


はい、まずは知ってもらいたいです。
ホームページで気づいてもらったら、直接聞いてもらった方が早いと思うので、ぜひお気軽に聞いてください!
5. 院長のコメント


口腔機能低下症は、入れ歯もすごく関係あるんです。
合わない入れ歯を使っている期間が長いと、噛む力が弱ってきちゃうんです。
この「先生助けて!入れ歯駆け込み寺」のページのおかげで、2023年の開院後、この辺の人の入れ歯を全部作ったくらい(ちょっと誇張)、作ってたんです。
技工士さんもびっくりするほどでした。
今(2026/1)最初に入れ歯を作った人の作り替え時期に来ていていて、お話しする中で少しずつ自費の入れ歯を選ぶ方も増えてきています。
何年か付き合って「この先生なら大丈夫」と思えれば、自費という選択肢も考えられるようになりますよね。


ありがたいですよね。
実は、オアシスに(入れ歯を使っている人の)娘さんが来る
→そのお子さんの治療で信頼関係が出来る
→「うちのお母さんの入れ歯を診てほしい」
と来るパターンが多いんです。
確かに、入れ歯で困っている親をほっとけないですよね。


埼玉県の北の方から、入れ歯作りに、娘に連れられて来ている人もいます。
近所の歯医者で思うような入れ歯が出来ないようで・・・。
入れ歯作りが終われば、3か月に1回娘に連れてきてもらってメンテナンスしていきます。
入れ歯が、お母さんと娘さんのコミュニケーションのきっかけにもなりますね。
上尾とからへんですか?


もっと上、久喜とか。
ということは・・・紹介の患者さん、多い?


初診の患者さんは「紹介の紹介」ばっかりです。(2026年1月現在)
一番は家族ですよね。
Google口コミを見た人もいますし、ママ友から聞いた、友達から聞いた、会社の同僚から聞いた、など来院のきっかけです
どんなにネットが進んでも、リアルの人から聞く口コミは最強、ですよね!


あとは、クリニック周辺に看板立てています!今のところ6個で、目指せ10個!という感じです。
看板マニアの患者さんがいて、またあそこに立てただろ?って言われることもありました。
6. こんな風に発信しています!
- 院内でも(右から2番目)

- インスタでも
7. 口腔機能低下症Q&A
Q. 実際に検査している人は多いですか?
A. 院内にパパパ!が鳴り響き出すことが多いです。
クリニック周辺の方々は、健康への意識高い系の方が多いのだと思います。
Q. 検査するのがおすすめの人は?
A. 60代からスタートですが、気になる人は40代、50代でもOKです。
Q. 保険治療ですか?
A. はい、保険診療ですので安心してご相談ください。
8. 関連サイト
9. 関連動画
- どうして口呼吸がNGなのか?
- 舌圧と歯並びの関係
- 嚥下と誤嚥のメカニズム
- やってみよう!お口のトレーニング 舌まわし on Vimeo
